＜ディレクション実績 / Behind the scenes（舞台裏）＞

店舗名 : 麺作ブタシャモジ
業 態 : ラーメン店
所在地 : 〒950-0945　新潟県新潟市女池上山1丁目12-10
TEL : 025-385-7085
HP : http://kakunaka-t.com/butashamoji/index.html

物件提案：2016年6月
（前テナント退去予告が3ヶ月前と言う事で内々に不動業者と条件折衝を進めた。）
着　　工：2016年8月下旬
オープン：2016年10月17日

麺作ブタシャモジ様は、村上を拠点にラーメン店の店舗展開をすすめている「角中 株式会社」さんが運営されています。もともとは荒川で「どさん子らーめん」のＦＣをされていました。ただ当時から、どさん子らーめんで見た事がない商品ばかりで、一時は全国のどさん子らーめん売上げ1位になった事もある、地方では特異なお店でした。

そして、どさん子脱退を機に「荒川らーめん魂 あしら」を開業し、2年前、新潟に「麺作 赤シャモジ」を初出店させました。

どさん子時代にオーナー様とご縁があり、駅南方面の中央区で出店出来る物件がないだろうか？とご相談を頂きました。タイミング良く女池インター近くのａｕショップが閉店すると不動産業者から情報が入り、スピーディーにまとめました。良い立地、良い物件の場合は、ウダウダと考えている時間はありません。ほぼ感覚的に良いか悪いか？出店したいかしたくないか？と迅速な判断が必要になります。

麺作ブタシャモジ様の決断力が早く、他社に検討する余裕すら与えずまとめる事が出来ました。

どの物件でもそうですが、情報の鮮度と判断力の速さが、その後の店舗運営に大きく影響します。麺作ブタシャモジ様のように、冷静で決断力のあるオーナー様は、開店の段階で他店に比べ大きなアドバンテージを得ることが可能になります。

気心しれたオーナー様ですので、店舗の坪数から何席取れるかを出し、ラーメン店ですので1日何回転出来るかを算出し、工事予算を決めました。

そんな中、今回改めて感じたのは「計画図は面白い。」と言う事です。それは、最終的には最初のゾーニングプランに落ち着くケースが多いことです。
それは何故なのか？なら何故、最初からそのプランにしないのか？
そうすれば効率良いと思われますが、これもダメ、あれもダメと一周しないと納得出来ないんですね。最初のプランが良くてもまだある、あれもあるととことんまで突き詰める事。つまり共通した納得感を得られるのだと思います。

そして、出来上がったお店を見て感じた事は、中途半端は駄目だなと。
何故かと言うと、我々、新潟在住の人間は、どこかでブレーキをかけてしまいます。だから同じようならーめん店が多数存在してしまいます。店舗力と言う言葉がありますが、まさにこのお店は店舗力が高いと思います。
独自性、個性があります。お店が主張しています。
居酒屋もらーめん店も新潟のお店は木を使ってちょっとラフな感じでみたいなお店が多くあります。自分自身も沢山創ってきました。
「この辺で良いよ。」「やりすぎは良くない、とがってはダメだ。」と。

トコトンやったお店はやはり良いお店になります。
お金を掛けて良いお店を創るではなく、アイデアや見せ方で店舗力の高いお店は出来るのだと感じました。

開業後の運営の方は、予測した数字を大きく上回る成績を叩き出しています。
新潟市中央区はポテンシャルが高いとあらためて感じました。
オープン景気が終わった後、下げ止まりを高いラインで維持合出来れば、出店成功となりますので、引き続き、サポートしていきたいと思います。

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